ライーブとカタール2022―さあ行こう! 

World Cup scaled

国際的なスポーツ イベントにおいて、独特な存在でいつまでも強い印象を残すのがマスコットです。マスコットは、イベントや開催国を代表する、愛らしくて記憶に残るキャラクターになるようにデザインされています。マーケティングや販促資料でよく使用され、メッセージを伝えると同時に観客やアスリートの気分を高めてくれます。

試合自体とは別に、FIFAワールドカップで最も期待されているイベントの1つは、マスコットの発表です。今年のFIFAの開催国であるカタールは、ドーハで昨年4月1日、皆が待ち望んだ発表を行いました。FIFAワールドカップ カタール2022の公式マスコットであるライーブをお披露目したのです。間違いなくファンに愛されるであろう、このかわいくて冒険好きでフレンドリーなキャラクターは、記憶に残るワールドカップ マスコット キャラクターの長いリストに加わることになりました。

ワールドカップとマスコット:長く愛される歴史

ワールドカップは1930年に初めて開催されましたが、最初に公式マスコットが導入されたのは1966年のことでした。その名前はワールドカップ ウィリーで、ライオンをモチーフにしていました。フットボールファンは、イギリス国旗ユニオン ジャックのジャージを着たこの愛嬌のあるライオンを覚えているかもしれません。彼は多くの人から愛されたマスコットでした。その年の開催国は英国であったため、これ以上ふさわしいマスコットはなかったことでしょう。

英国の多くのパスポートに見られるライオンは、英国の代名詞と言っても過言ではありません。イギリスの国旗であるユニオン ジャックのジャージを着たウィリーは、愛国心とホームチームへのサポートを体現していました。

それ以来、記憶に残る、それぞれが独自のストーリーと個性を持ったワールドカップのマスコットが数多く登場しています。

1970年代のフアニートから2014年のミツオビアルマジロをモチーフにしたフレコまで、各マスコットはそれぞれ独自の興奮と期待をゲームにもたらしてくれました。中には、それ自体が文化的なアイコンになったものもあります。ウィリーに続くアニートは、メキシコの伝統的な帽子ソンブレロをかぶり、明るい緑色のメキシコのジャージを着た小さな男の子であり、メキシコのサッカー ファンを体現していました。メキシコは、1970年にヨーロッパ以外の国における初めてのワールドカップ開催地となりました。メキシコによくある名前であるフアンに、小さな、という意味の接尾語-itoを合わせて作られたのがフアニートという名前であり、すべてのメキシコのファンを代表していました。

一方、フレコは、ブラジル固有種のミツオビアルマジロをモチーフにしたものでした。このマスコットは、環境に対する意識と責任を促進し、ブラジルの文化を紹介することを目的としていました。フレコという名前は、ポルトガル語の「サッカー」と、「エコロジー」を組み合わせた造語です。

ライーブ(La’eeb):2022年のFIFAワールドカップにおける意味と重要性

明るくフレンドリーな態度で白い服を着たライーブは、一見普通のマスコットに見えるかもしれません。しかしそれはまったくの見当違いです。

まず、ライーブという名前には非常に特別な意味があります。アラビア語では、「超熟練プレーヤー」と訳されます。 名前のアポストロフィは、声道の空気の流れを妨げることによって生成される音である声門閉鎖音を示すためのものです。この音はアラビア語で一般的に使われます。ただし、声門閉鎖音は通常英語で表現されないため、ライーブをアラビア語からローマ字に翻訳する場合はアポストロフィが使用されます。

最初に公開されたとき、ライーブは映画キャスパーのキャラクターのように見えましたが、アカエイ、そしてより具体的にはゴトラ(カタールで頭にかぶる四角い布)などが混ぜ合わさった形にも見えます。ライーブには擬人化された身体はなく、FIFAはそれぞれが自分の想像力を働かせてマスコットを解釈するよう奨励しています。しかし、よく見てみると、このキャラクターは表情豊かな瞳をしていて、とてもソウルフルで優しい表情をしていることがわかります。ライーブが平和と調和の強いメッセージを送っているのです。

ライーブは喜びを広め、人々が前向きになり、常に自分自身を信じることを勧めています。これは、この困難な時期に伝えるべき素晴らしいメッセージです。世界は間違いなくライーブのポジティブさをもっと取り入れることができるでしょう!ライーブは、Now is All(今がすべて)という信念をもっています。つまり、すべての瞬間が変化をもたらす機会であるということです。

プロによる翻訳サービスの影響

2022年のFIFAワールドカップの公式マスコットであるライーブについて少し理解することができました。このキャラクターが世界中の人々の心を捉える理由は明らかです。その意味、メッセージ、歴史は、カタールの文化を体現しながらも、スポーツのスキル、パワー、敏捷性を物語るものであると期待されています。

企業であれNGOであれ、組織にとっては、ライーブのように幅広いオーディエンスにリーチし、メッセージを多言語で説明できることが成功の鍵です。そこで出番となるのが、言語の壁を乗り越え、メッセージを明確かつ効果的に伝えることのできる、プロによる翻訳サービスです。Trusted Translationsは、プロによる翻訳サービスでそのギャップを埋めるお手伝いをします。今すぐお問い合わせください。

写真:Rhett Lewis on Unsplash